ブログ(現場レポート)
写真お蔵出し
2020年 8月 17日
世間は夏休みまたは連休といったところが多いでしょうが、
報道等で取り沙汰されている通り、今年の夏は例年といろいろ違います。
感染症対策、熱中症予防など、皆様におかれましても例年以上にご自愛ください。
今回は二度目の(困ったときの)画像フォルダからの蔵出し回です。
小雨だけど(*゚▽゚)
カメラ向けられたときピースしがち
イラストの体勢が危なそうな注意喚起ポスター
敷地内の電柱にて
正門にて
雨天(続)
2020年 8月 3日
前回は雨による影響について、作業内容に絞って紹介しました。
今回は、作業にあたる本人には何が起こるかについてです。
雨のなかを徒歩で外に出るとき、通常は「傘をさす」ことが多いでしょう。
しかし作業現場においてはその選択肢は取れません。
手が塞がっては仕事にならず、合羽 (かっぱ,ポルトガル語:capa) の着用はほぼ必然。
合羽はその性質上、風通しの良いものではありませんから、
それを着てテキパキと体を動かしていれば、当然、蒸れます。
雨は防げど、内側からの汗により結局じっとり、やがてびっしょり。
しかしストレートに雨を被るよりはずっとマシなので、頼らざるを得ません。
皮手袋は通常、適度な頑丈さによって安全性と作業効率を両立し、
手の汗などの湿り気を吸収し快適な作業環境を保ってくれる必須アイテムですが、
雨天時に使い続けると水を吸ってぐっしょりになり、使用感が大変よくありません。
例えるなら、濡れた靴または水の入ってしまった長靴で歩き続けるような、そんなやつ。
下に薄いゴム手袋を重ねる軽減策もありますが、これはこれで蒸れます。
どう転んでも多かれ少なかれ湿ってしまうため、風邪に注意が必要です。
作業中は体を動かしているのでまだ大丈夫ですが、
仕事を終えて、自宅や出張先の宿へ車で帰っている間、
かなり冷えていきます。替えの衣服、靴下、履き物などの用意がないと辛いでしょう。
基本的に、工期は待ってはくれません。
前回の最後に書いたようなよほどの悪天候でもない限り、
(安全策をとったうえで)工事は進みます。
雨の日のお仕事も想定し、各々で準備を整えましょう。
雨天
2020年 7月 20日
雨についてのニュースがしばらく続いた昨今。
今回は、現場作業員が雨降りによって受ける影響を綴っていきます。
工事現場、特に弊社のように仮設足場や鉄骨の組み立てをする場合、
何もなかった場所に新たに構造物を組み立てるという性質上、
だいたいは屋根のない環境ですので、強い影響を受けます。
まず足元が悪くなることが単純に危険であり、作業効率が落ちます。
水たまりが障害になれば長靴に履き替えたり、またはそれを避けて遠回りしたり、
濡れた土が靴にくっつくのでそれを落とす手間が増えたり。
※砕石や鉄板を敷き、動きやすい工夫をしてくれている作業所も多いです。
地上だけでなく、高所の狭い足場や鉄骨の上も多少滑りやすくなります。
安全帯を適切に使っている限り転落はありませんが、
道具や材料を持って動く場面も多いので、
普段以上にモノの落下事故のないよう慎重にならざるを得ません。
鉄骨の組み立ての工程の中に、ボルト入れがあります。
複数の鉄骨パーツに空いた穴に大きなボルトを通し機械でしっかり締め固定、合体。
でもそのままだと錆びが進み、雨でも降ればたまった水と一緒にタラリ。
それを防ぐためにペンキを上から塗りキレイに仕上げます。
はい、水が天敵です。
ペンキ自体に水が混ざる、または塗装箇所に水気があると綺麗に塗れず、
固定直後の塗装作業ができず、いいことになりません。
今回は意図的に解説を省いていますが、強風なども困りものです。
数百kg~数tの重量物を空中に吊り上げて作業をする都合上、
風があると危険度が跳ね上がってしまい、梅雨や台風シーズンには、
当日朝ないし昼になってからの作業中止決定も多いです。
思いのほか長くなってしまったので、続きます。
新入社員研修 2020 その7
2020年 7月 6日
研修三日目(4月3日)、午後。
番線による足場材の結束と、ヒモを使ったシートの結束を勉強します。
前回、片付けをして一か所にまとめた足場の材料ですが、
ただ積み重ねただけなので、このままでは崩れる危険があり、トラックに積めません。
そこで、番線(針金)を材料の束に巻き付けて縛り固定、
大きなひとつのブロック状にすることで、扱いが容易になります。
これまた言葉での説明が難しいため、逐一チェックを受けながら
ひたすら繰り返し練習、少しずつ成功率が上がっていきました。
最後はシートの結束について。
工事現場を覆うシートの大部分は、手作業によるヒモでの固定が必要です。
足場材への固定は、しっかり留めつつ後々ほどきやすい蝶結び、
シート同士のみの場合も、後でほどきやすい別の結び方。
この先数えきれないほど行う作業の予行演習です。
新入社員研修、昨年と比べ日数は少なかったものの、
人数も二人であったため、ひとりひとりへの教育の密度は高かったと思います。
本記事掲載の段階で、ふたりは既に県内の足場の現場、
県外へ出張しての鉄骨組み立ての現場に入り、経験を積み重ねています。
遅くなってしまいましたが、今後ともよろしくお願いします。ご安全に!
新入社員研修 2020 その6
2020年 6月 22日
研修三日目(4月3日) 、最終日です。
仮設足場の組み立てと解体の続き、そして片付けについて学びます。
組み立てがあれば、もちろん解体もあります。
上に持ちあげる動作が主となる組み立てと比べると、
解体は下方向への受け渡しが多いので、体力的な負担は相対的には軽いです。
その分将来的には、素早く手際よく片付ける技量が求められますが。
足場の材料は、組み立て前にトラックで現場に運ばれてきますが、
解体後にはまたやってきて、積み込み、引き取りを行います。
その際、円滑に持って帰ってもらうための下準備として、
片付け、整理をしておくのも足場とびのお仕事です。
今回は主に「鳥居型建枠」(枠、足場枠などと呼ばれます)の扱い方。
前後の向きを変えたり横にズラしたりしながら、
キレイに積み重ねる方法、動き方を何度も反復練習。
言葉や文での説明が難しいので、実際に見本を示し、あとはひたすら体を動かして体得です。
※最後の2枚は去年の研修の写真です。
新入社員研修に関する内容の記事は、次回で最後の予定です。