ブログ(現場レポート)

気を付けてくれーん

2020年 12月 14日

先日の中型運転免許に続き、小型移動式クレーン技能講習を受講しました。

これで今後私も積極的に運搬業務にあたることになるでしょう。

今回はその小型移動式クレーンについて少々。

 

移動式クレーンの定義が、「原動機を内蔵し、不特定の場所に移動可能」

その中で「つり上げ荷重が1t以上5t未満」のものが小型移動式クレーンです。

右の写真のようにトラックについているタイプは概ねこれに該当します。

諸々込みでつり上げ可能な最大の重量

 

工事現場等で見かける高くまでクレーンを伸ばしているようなものは、

より上位の運転士免許がないと動かすことができません。

 

車のエンジンをクレーンの動力に切り替えるためのスイッチを入れ、

安定性を増し、横転を防ぐためのアウトリガーを展開し、

 

レバーまたは無線でクレーンを操作(写真はつり具の取り付けを省略)

 

 

出来ることが増えると、付随してリスク責任も大きくなります。

引き続き安全第一、慎重にお仕事に励んでまいります。

 

説明書にあらず

2020年 11月 23日

鉄骨にしても仮設足場にしても、何も見ずに組み立てているわけではありません。

事前にされた計画や準備により作られた、図面を確認しながらの作業になります。

私が入社する前から存在する、会社のパンフレットがあります。

(今は代替わりして、古いそれは何部かが事務所で眠っていますが)

その中で「リアルスケールのプラモデルを組み立てる感じ!」

という文言が鉄骨の組み立て作業を指して載っていますが、より厳密に述べますと、

 

昔のプラモデルは触ったことがないのでわかりませんが、

昨今のものは付属の説明書が丁寧に組み立て方やその順番を教えてくれる親切設計

 

現場で用いる図面にはそういうものはなく、

前から、横から、上から(便宜上の表現)見た完成図のみが描かれています。

各部位の材料の名称(記号や番号)が記載されているので、

職長はそれを見ながら、鉄骨材をどう搬入し、どう降ろして並べ、

どういう順番で組んでいくか、モノの動きや流れを考えます。

状況も現場ごと。新設なマニュアルがあるわけではありません。職人の世界

図面の中身はかなり細かく、文字は小さく全て白黒。

作業中も逐次図面を参照しながらですが、

慌ただしい中ではチェックに時間がかかったり、見落としや見間違いの危険があります。

対策として、事前に図面に加筆し、自身や全作業員に分かりやすいよう工夫共有します。

 

 

入ったばかりの新入社員は、最初はただ口頭で指示を受けるのみですが、

先輩に教わりながら少しずつ図面の見かたというものを覚えていき、

レベルアップに合わせて、図面を見ての単独作業も任されるようになっていきます。

 

運搬

2020年 10月 26日

弊社ホームページの「事業内容」にもあるとおり、

延原工業では3つの事業部が稼働しています。

そのうちのひとつ、「仮設リース事業部」の事業内容にある、運搬について。

 

今年の3月の記事にも書きましたが、弊社が出す求人にて

「必要な免許・資格」トン限定準中型自動車免許」とあるのは、

会社が多数所有する準中型トラックを運転してもらう場面を想定してのことです。

現場作業員は上記のぶんで大丈夫なのですが、

仮設リース事業部はリース品の運搬に中型トラック(と軽トラック)を使用するため、

本格的に運搬業務に携わろうとすると、中型免許が必要になります。

(併せて、「小型移動式クレーン」技能講習の修了も)

 

 

 

つまり、何が言いたいかというと

 

 

中型免許取得、頑張ってきます。

 

修了証(資格証)

2020年 9月 28日

過去に何度か、技能講習や資格について取り上げたことがありますが、

そちらは業務の内容の説明に終始していたので、

今回は資格を得た際に受領する「修了証(資格証)」について。

 

教育や講習を実施する機関、企業により様式はいろいろありますが、

氏名生年月日住所、取得済みの資格の名称発効日などが一目でわかるような、

自動車の運転免許証と似た作りのものがほとんどです。 ※だいたいカード型

 

危険を伴う作業に従事するための資格なので、運転免許証と同様、常に携行すべきもの

違いは、基本的に有効期限というものがないため、

一度取得し紛失しない限り、ずっと効力を持った状態を維持する点。一生ものです

 

こちらは修了証の写しをまとめた書類。資格者証台帳などの呼び名があります。

安全管理の一環として、作業員の情報の一部として工事現場に提出。

ちゃんと資格を持った人が業務に当たるのかどうか確認、事故防止に利用されます。

 

風通しの良い職場(物理)

2020年 9月 14日

台風等により、日本列島の広い範囲が強風に曝された際、

しばしば「工事現場で足場が倒壊」というニュースを目にします。

事故の写真や映像を見ると概ね共通点があり、今回はそのお話。

 

仮設足場は組み立て後、外周をシートで覆いますが、

この状態が、通行人などの第三者がいちばん目にする状態ではないでしょうか。

飛散防止騒音軽減侵入阻止 等、いろいろな役割を担っています。

 

しかし規格外の風に吹かれるとなると、これは 一転危険な状態。

足場全体のシートが帆船のような格好となり、

風の勢いに負けてしまうと倒壊してしまいます。

建物と足場を繋いで固定する金具が一定間隔であるとはいえ、限界もあります。

 

そのため主に台風シーズン直前、「台風養生」なる作業を行います。

シートを一部、または全体を一時的に畳み、風から受ける影響を低減、

台風通過後は早急にもとあるべき姿に復旧、というのが一連の流れです。

  

冒頭で取り上げたようなニュースを見ると、

シートがそのままで、台風養生がなされていないケースが多いです。

組み立てから解体片付け、その間の管理まで含めて足場のとび職人のお仕事ですね。

 

なお、弊社事務所の敷地内も例外ではなく、

 

。*:゜☆なんということでしょう☆゜:。*。

 

 

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